山椒大夫 4Kデジタル復元版

昨日、第三十回東京国際映画祭町山智浩トークショー付きの溝口健二の「山椒大夫 (4Kデジタル復元版)」

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山椒大夫 : 作品情報 - 映画.com

をEXシアター六本木で観た。何度も観てるが劇場では初めて。上映後拍手が起きていた。

以下、町山氏の話。

欧米ではホラー映画として捉えられてる。

森鴎外の原作では、山椒大夫はそのまま何も罰せられないで終わり、元々の説経節(中世末から近世にかけてさかんに行われた語りもの芸能・語りもの文芸)では

鋸引きの刑に処されて息子が引くらしい。

溝口は母親が芸者で、その金で育った。

溝口は女性に対してとてもサディスティックな面(髪の毛掴んで引きずったり)があり(振った芸者に背中を剃刀で切られたこともある)、それと同時に女性を助けたいみたいな二面性があった。

演技が気にいらないと理由も指導もせず何度もやらせていた。

これから溝口作品を見る人には「ある映画監督の生涯」(1975)という新藤兼人監督によるドキュメンタリー(昔観たが何も覚えてない)を観てから観たほうがいいかも・・・・その他等々うろ覚え。トーク目当てに行ったのに時間が短く物足りなかった。1人だけマニアな質問かます人がいて数人のわかる人だけ一瞬盛り上がっていたが(わからない人にはチンプンカンプンな話)、それ以外は静か。

写真は他のカメラの照明の関係でか、こんな。けっこう空いていた。映画館ではなく普段は主にライブ会場らしい。前の方の席は固定されているが取り外し加納な簡易的な感じの椅子でスクリーンを見るにはとても座り心地が悪かった。

町山氏は動画等で観るより若々しくスマートな感じがした。

 補足↓