日本の映画界を裏で仕切ってる 暗黒の帝王

 

スター・ウォーズ批評検閲問題

アメリカでは「スター・ウォーズ」の酷評も出ている。ニューヨークのヴィレッジボイス(http://www.villagevoice.com/)やサンフランシスコクロニクル(http://www.sfgate.com/chronicle/)、高級誌のニューヨーカー(http://www.newyorker.com/)で出ている。
犯罪以上に怒っていることがある。若者向けの雑誌に「スター・ウォーズⅢ」について書いた。編集者の人が写真を使いたいので配給会社に行ったら、記事を見せろと言われた。映画を褒めていたので問題ないだろうと送った。事実関係、固有名詞、ネタばれの記述を直されるかと思った。返ってきたらトルツメ(削除絶対)。トルツメの部分はシスという邪悪な存在が倒されて民主的な共和国になっていたのが、また皇帝として返り咲いて銀河帝国という悪の軍事独裁政権にしてしまうということを書いたら、政治的なことをとれと書いてきた。戦前の特高警察が政治的な文章にトルツメしていたのと全く同じですよ。物書きが物書きではない人間にトルツメとか言ったら駄目なんですよ。かなりの部分です。ヒトラー、ナポレオン歴史上の事実を反映しているという部分も取れと言ってきた。政治的なところは全部取れと言ってきた。政治性については海外、カンヌ映画祭で散々言われていることなんです。ルーカス自身はこの作品は過去の人類の歴史の中で起こってきた独裁政権の成立を参考にしている。この作品を見ることでそういった政治とか考えてくれると良いねと言っている。それがテーマだと言っている。確実にルーカスの意向と違う。子供向けの映画としてはあまりにも凄まじいシーンがあると書いたら、全部取れといってきた。これに関してはアメリカの場合は公開されるときに全ての広告や映画館の入り口のところに非常に凄まじいシーンがあるので留意して下さいと書いてある。グラフィックシーン(バイオレンス)。それもとれと書いてきた。アメリカで法的に義務付けられいる部分です。編集者は写真なしでも掲載しようと言ってくれた。配給会社側はこの原稿が掲載されるならば、お宅の出版社とうちの映画会社とは一切取引もしないし、協力もしない、何の試写も、写真も貸しませんと言ってきた。
FOXはそういった会社ではなかった。2,3年前の「スター・ウォーズⅡ」同じくらい原稿書いたけれど、1個もチェックを受けなかった。Ⅰのときはチェックがあった。町山さんが関係している雑誌は実際にFOX出入り禁止になった。写真も借りられないし、支社にも入れてくれなかった。Ⅰであって、Ⅱでなくて、Ⅲで復活。Ⅰの時にいた人がⅡの時にいなくなってⅢで戻ってきたということですよ。Ⅰの時に映画業界の人なら誰でも知っている映画業界にいない人なら誰も知らない暗黒の帝王(古澤利夫特別顧問)furusawatoshioがいるんですよ。この人はFOXにずっと君臨していて、エピソードⅡの時にFOXを退社して独立していた。だからエピソードⅡでは普通のチェックだった。Ⅲで顧問のような形で復活した。この人はFOXだけでなく、UIPやソニーの顧問的存在なんですよ。映画業界のフィクサー。日本の話。ルーカス自身はチェックしろと言っているが、論評の部分までチェックしろとまでは言っていないと思う。実際にアメリカの雑誌や新聞に酷評が出ていて、写真を載せている。日本だけでその人はやっているんですよ。FOXのなかにいる暗黒のシスが、、、スターウォーズはシスという暗黒の帝王が支配していた軍事独裁国家が一旦ジェダイという正義の騎士たちによって彼らを追い出したのが今回戻ってくるという話。だから自分のことを言われていると思ったんじゃないか。全原稿スター・ウォーズⅢに関するものはチェックを受けている。映画のライターは削除されたりして頭にくるのは当然だが、試写室に入れてもらって商売しなければならないのでみんなワンちゃんになってしまっている。ジョージ・ルーカスはこの人を頼りにしていて、任せきっている。なんかの勘違いで。暗黒の帝王は銀河系を仕切って、クローンで征服するんですね。個性も全くない同じ人間だけで銀河を染めてしまおうとする。それってまさしくどんな批評も許さない、自分の考えている宣伝方針に従わないものはすべて潰すという考え方と同じなんですよ。ルーカスが潰したいと思っている銀河帝国そのものなんですよ。FOXの宣伝顧問にいる人は。ルーカスは物凄い鷹揚な人で著作権のチェックに厳しいだけで、パロディや批評に関してはゆるゆるで、本人自身がパロディ映画コンテストを主催して喜んでいる。ファンとか好きな人たちが真剣にスター・ウォーズというものを考えたり、楽しんでくれたりすることに全然圧力を加えない人なんです。町山さんはこの映画は暗いし政治的だ。だから良いんだと書いた。男の大人がしっかり見れる作品になっていて、ギリシャ悲劇に通じるところがあるんだと書いたにもかかわらず。 政治的なことを書くと女、子供は来なくなるから、残酷シーンがあると女、子供は来なくなる。女、子供をなめている。女子供が嫌がることを書いたから、彼は切ったんですよ。この人宇宙戦争」も仕切っているwaroftheworlds。この人恫喝恫喝また恫喝の人ですから。

町山さんは事実関係が間違っていないにもかかわらず、彼の方針と違うから削除命令を受けたけれども。事実関係が違うとか間違いが字幕には多いんですよ。エピソードⅠからそうですが、todanatsuko字幕界の女王と言われている人がでたらめな字幕をつけているがためにみんなかんかんに怒っているんですよ。そういうものをチェックしないで野放しにして、間違いをしていない僕をチェックするとはどういうことなんだ。英語が分かる人やスター・ウォーズのファンはこの人の字幕に怒り狂っているんですよ。この人は悪の帝王とすっげえ仲が良いんですよ。20世紀FOXの社員はみんな良い人です。悪いのは顧問の悪の帝王シスです。

(2005年6月21日TBSラジオ「ストリーム」町山智浩氏のコラムより抜粋しました。)