『外内タイムス』

※不定期発行

RAW 少女のめざめ

f:id:nmatsumoto:20180314222131p:plain

www.youtube.com

RAW〜少女のめざめ〜|2018年2月2日ロードショー

RAW 少女のめざめ : 作品情報 - 映画.com

2016 フランス・ベルギー 98分 R15+ ジュリア・デュクルノー監督

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

たまむすびでの町山氏の解説聞き予告観てからずっと観たかったのを新宿武蔵野館で観てきた。

とても面白かった。たまむすびで町山氏が語っていた通りの内容だった。単純なストーリーだけど、よく考えるといろんなメタファーが含まれていてとても深い内容。エグいシーンが多いが映像センスが良く、音楽もとても良いと思った。

町山氏のムダ話では(2017年間ベスト10(順不同)に入っていた)、

この監督の「ジュニア」という短編映画(日本ではまだ見れない)、カトリーヌ・ドヌーブの「反撥」、マルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」、ロメロの「ゾンビ」と「サスペリア」(共にゴブリンのテーマ曲との類似性)、「愛のコリーダ」、井口昇の「恋の幼虫」等々との関連性など・・・

 

www.youtube.com

ジュニアの一部

https://www.youtube.com/watch?v=YRixP3n8iQE

https://www.youtube.com/watch?v=xLOEjLAF9uU

 

 

 

tomomachi.stores.jp

町山氏の解説記事いろいろ

映画評論家・町山智浩、『RAW』についての質問に勢いよく回答「失神者が出た上映会は…」

 

映画評論家・町山智浩
  • 映画評論家・町山智浩
  • 映画評論家・町山智浩
  • 『RAW~少女のめざめ~』 (C)2016 Petit Film, Rouge International, FraKas Productions. ALL RIGHTS RESERVED.
  • 『RAW~少女のめざめ~』 (C)2016 Petit Film, Rouge International, FraKas Productions. ALL RIGHTS RESERVED.
  • 『RAW~少女のめざめ~』 (C)2016 Petit Film, Rouge International, FraKas Productions. ALL RIGHTS RESERVED.
  • 『RAW~少女のめざめ~』 (C)2016 Petit Film, Rouge International, FraKas Productions. ALL RIGHTS RESERVED.
  • ジュリア・デュクルノー監督『RAW~少女のめざめ~』 (C)2016 Petit Film, Rouge International, FraKas Productions. ALL RIGHTS RESERVED.
第69回カンヌ国際映画祭にて批評家連盟賞を受賞した映画『RAW~少女のめざめ~』の公開記念トークイベントが2月2日(金)、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、映画評論家の町山智浩が魅力を熱弁した。

『RAW~少女のめざめ~』は、パリ出身の新人女性監督ジュリア・デュクルノーによる長編デビュー作。厳格なベジタリアンの両親の元に育った16歳のジュスティーヌ(ギャランス・マリリエ)が、初めて親元を離れ、見知らぬ土地の大学寮で学生生活を送ることになる。そこでは、新入生通過儀礼として生肉を食べることを強要され、ジュスティーヌは初めて肉を口にし、やがて本性がむき出しになっていく。

登壇早々、町山さんは「トロント映画祭で観まして、記者会見にも参加して質疑応答を見ましたので、大体の記者の質問は聞きました。何かわからないことありますか?」と客席を練り歩き、質問を大募集。上映直後の場内ということもあり、観客は矢継ぎ早に「ネタバレ」の質問&疑問を町山さんにぶつけた。

トロントでは失神者や途中退出者も続出した上映だったそうだが、該当がどこのシーンだったのかという質問が飛ぶと、町山さんは「失神者が出た上映会は、トロントの深夜上映会だったらしくて僕は行っていないんですが。途中退席者とかが出てきたシーンは…」と、とある残虐な場面を挙げると観客は「ほ~!」と納得の表情を浮かべていた。

本作はホラー映画にも定義されるが、町山さんは「監督は、実はホラー映画にする予定がなくて、結果的にホラー映画になったそう。監督曰く、女性は子どもを生む能力が備わったとき、自分ではコントロールできないような違和感があると。それを表現したいために、ホラー的な表現になったんですって」と、詳細を知る町山さんならではの解説を加えていた。

なお、本作が気に入った方に勧めたい作品で、大島渚監督の『愛のコリーダ』を挙げた町山さん。観客も「うん、うん」とうなずくと、町山さんは「彼(藤竜也演じる主人公)は決してNOと言わない男で、何を要求しても“いいよ”と言っていた。何でも受け入れるから定も好きだ、と言っていたから…」と本作に絡めたエピソードを披露し、場内を沸かせていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 >  >  > 町山智浩が語る『RAW』

町山智浩がホラー映画『RAW~少女のめざめ~』を語る 失神者続出の真相も

関連タグ

 2月2日、都内にて映画『RAW~少女のめざめ~』の公開記念トークショーが行われ、映画評論家の町山智浩が、観客からの質問に答えながら、本作について解説を交えて語った。(以下、ネタバレあり)

 本作は、大学に入学した厳格なベジタリアンの主人公ジュスティーヌ(ギャランス・マリリエ)が、上級生による“新入生しごき”で初めて肉を口にしたことを契機に、カニバリズムに目覚めていくというフランス発のホラー映画。海外で開かれた映画祭では、吐き気を催したり、失神したりする観客が現れたと話題になっていた。

 町山はその場に居合わせていなかったと言うが、途中退席者が出たのはトロント国際映画祭で行われた、ホラー映画だけを上映する深夜回のことだったそう。ジュスティーヌが姉アレックス(エラ・ルンプフ)の指を食べるシーンの直前で観客が出ていってしまったらしく、「『セブン』の生首とか、『スカーフェイス』の電動のこぎり腕切断と同じで、本当に失神する人はそのシーンにいく直前で(失神して)いきますから!」と残酷描写が苦手な人は、シーンを見ずに倒れてしまうことが多いと話す。

 また、実はこの作品、ホラー映画にする予定はなかったそう。デュクルノー監督は、本作を撮る前にマリリエ主演で短編映画『Junior(原題)』を製作しており、こちらは“初潮”に焦点を当てた甘酸っぱい物語になっている。その短編を基に、少女が性に目覚めていく様子をよりリアルに展開させたのが本作だという。町山によれば、女性は子供を産む能力が備わる際、ものすごく違和感を覚え、自分自身が得体の知れない者に変形していく感覚があるとデュクルノー監督が明かしていたそう。「それを映像で表現するためにホラー的な表現になった」と、本作の主軸はあくまでも“少女の目覚め”にあることを語った。

町山智浩

 赤ちゃんのむちむちした腕や足を「食べちゃいたい」と親が思うように、“好きな人を噛む”という行為は1つの愛情表現で誰しもが持つ欲求だと語る町山。しかしなぜこの映画が普通の愛情ではないかというと、「食べられても良いよ」という側の気持ちがポイントになってくるという。好きな人のために自分が犠牲になるというのは、並大抵の愛では実現できない行為だ。

 最後に、もしこの映画が好きであれば、大島渚監督の『愛のコリーダ』を観るといいと町山は勧めた。 本作は、恋人の性器を切り落とした阿部定事件を題材にした作品で、藤竜也演じる吉蔵が、定(松田暎子)の要求をすべて承諾し、最終的には殺されてしまうという内容だ。

 世界的に有名になった事件なため、「吉蔵は、よっぽど立派な“もの”を持っていたに違いない」と憶測が飛び交っていたそうだが、定自身は吉蔵を好きになった理由はそこではないと否定しているらしい。大島が『愛のコリーダ』をつくるにあたって判明した、“定が吉蔵を好きな理由”が劇中の吉蔵のキャラクターに反映されていると町山は語り、定は吉蔵がなんでも受け入れるところに惚れていたのだという。町山は『愛のコリーダ』を踏まえて、「食べられてもいい気持ちは、セックスや恋愛を超えた、大きな愛なんだ。まさか、そんな結末に(『RAW~少女のめざめ~』が)持ってくるとは思いませんよね」と、本作がまさかの感動作であったことへの驚きで締めくくった。

(取材・文=阿部桜子)

http://realsound.jp/movie/2018/02/post-154648.html

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

町山智浩が「RAW」イベントでトーク「このストーリーで感動に持っていくか!」

74

町山智浩

町山智浩

RAW~少女のめざめ~」の公開記念トークイベントが本日2月2日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、映画評論家の町山智浩が登壇した。

「RAW~少女のめざめ~」

「RAW~少女のめざめ~」

「RAW~少女のめざめ~」

「RAW~少女のめざめ~」

ジュリア・デュクルノーが監督を務めた本作は、2016年のカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した青春ドラマ。ベジタリアンの少女ジュスティーヌが、自身の本性に目覚めていくさまが描かれる。デュクルノーの短編「Junior(原題)」で女優デビューを果たしたギャランス・マリリエがジュスティーヌを演じた。

「RAW~少女のめざめ~」

「RAW~少女のめざめ~」

町山は、会場に現れるとさっそく観客から質問を募る。ジュスティーヌとその姉アレックスが通りがかった車に交通事故を起こさせるシーンについての質問が飛ぶと、町山は「あれは『やりたくなったら、そこらの人を拾ってやっちゃいな』ってことですね」と回答。「肉を食べるということはいろんなもののメタファーだけど、基本的には性と愛であると監督がいろんなところで言ってるんです。セックスだったり、兄弟とか父娘の愛情も含めて、肉を食べるという行為で表現していると。小さいときの赤ちゃんって、親は食べちゃいたくなったりしますよね。動物も、子供を噛んだり舐めたりしますし」と続ける。

町山智浩

町山智浩

トロント国際映画祭にて本作を鑑賞した観客が失神したというエピソードについて、町山は「ホラー映画ばかりを上映するミッドナイト・マッドネス部門だったんですけど、そんな強者ばかりが集まるところで失神者が出たんです」と説明。「『何やってんだお前ら! 根性なしだな』と思いましたけど」と笑い、「でも、そんなにひどくなかったでしょ? 気持ち悪いっていうよりは『やめとけー! 駄目だそれ食ったら』みたいな」と述べて観客の同意を得ていた。

町山智浩

町山智浩

また、町山は「Junior」についても言及。「『RAW』のもとになった映画で、初潮の話なんですよ。主人公は男の子とばっかり遊んでる女の子なんですけど、ある日お腹が痛くなっちゃう。で、体中の皮が剥けてくる。それからしばらく休んで学校に来たら、先生も生徒も『誰だろう?』と思うんですね。ホルモンの関係で女らしくなってるから。いつも一緒にふざけてる男の子も口を利かなくなっちゃって、主人公が『何よ』って言うと『だって、お前さ……きれいになったじゃん』と返す(笑)。超甘酸っぱい映画なんですよ」と述懐する。そして「監督が言ってたんですけど、女の人は子供を生む能力が備わってきたときにすごく違和感を持つものだと。自分自身が得体の知れないものに変形していくような感じがあって、それをなんとか映像で表現しようと思ったらホラーになったと言ってました」と語った。

ジュリア・デュクルノー

ジュリア・デュクルノー

さらに町山はジュスティーヌとアレックスの関係に触れ「監督自身のお姉さんが、いじめたりもするけど実はとても妹思いの人らしいんです。その関係性が反映されているせいか、実は恋愛やセックスも超えたもっと大きな愛がこの映画では描かれてるんですね。このストーリーで感動に持っていくか!と思いますけどね」と笑った。

「RAW~少女のめざめ~」は全国で公開中。

※「RAW~少女のめざめ~」はR15+指定作品

https://natalie.mu/eiga/news/267706

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

町山智浩が解説、女性の成長を描く「RAW」はなぜホラーになった?

2018年2月2日 21:00

第69回カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞「RAW 少女のめざめ」

第69回カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞
[拡大画像]

[映画.com ニュース] 第69回カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞に輝いた「RAW 少女のめざめ」が2月2日、公開初日を迎え、映画評論家の町山智浩によるトークイベントが東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。

第41回トロント国際映画祭、第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭ほか多数の映画祭で賞に輝き、2017年6月に行われたフランス映画祭2017ではチケットが完売になるなど映画ファンの関心を集めた本作。厳格なベジタリアンの獣医一家に育ち、家族と同じ獣医学校に入学した16歳のジュスティーヌ(ガランス・マリリエール)。寮生活を送り始めたジュスティーヌは、新入生の通過儀礼として生肉を食べることを強要されてしまう。学校になじむために家族のおきてを破り生肉を食べたジュスティーヌだったが、その日を境に隠されていた本性があらわになり、変貌を遂げていく。

“これまでにないニュータイプのホラー”と言われ、トロント映画祭では失神者も出したという触れ込みの本作。だが、町山氏は「監督は元々、ホラーにするつもりはなかった」と語り、俊英ジュリア・デュクルノー監督が本作の主演女優マリリエールと初タッグを組んだ「ジュニア」という短編映画を紹介。「実は物語の内容はほぼ同じなんですが、こちらは女の子が初潮を迎えるという話です。(初潮を迎え、本作で肉を食べたときと同様に)皮膚がむけてきたりして、しばらく休んで学校に行くと、先生も生徒たちも『誰?』と思うくらい、女の子らしくなってて、いつもじゃれ合って遊んでいた男の子も(少女の変化に照れて)口を利かなくなって……という甘酸っぱい映画なんです。それを元に、(初潮ではなく)セックスで描いた作品。結果的にホラーになった」と説明する。

さらに、町山氏は「女性は子どもを生む能力が備わったとき、自分ではコントロールできないような違和感がある。自分が得体のしれないものに変形していく感覚があり、それを表現したくてホラーになった」という監督の言葉を紹介した。

本作は獣医学校を舞台にしており、(人間を含めた)動物の生と死がリアルに描かれているが「生き物を扱うということは、血や内臓にまみれるということ。少女がそれを知っていく。あなたも血や肉でできていて、性欲があって、肉を食べて生きていくのよと知っていく成長の物語」と考察。衝撃の結末については、「予想してない感動を最後に与えて終わるすごい映画」と感嘆。「セックスを超えた大きな愛が描かれている」と語っていた。 (映画.com速報)

http://eiga.com/news/20180202/20/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『RAW~少女のめざめ~』失神者続出の真相は? 町山智浩氏が語る

 

(2018/02/02更新)



第69回カンヌ映画祭で批評家連盟賞に輝いたフランス人女性監督ジュリア・デュクルノーの長編デビュー作品『RAW~少女のめざめ~』の公開記念イベントが2月2日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、映画評論家の町山智浩氏が出席した。


『RAW~少女のめざめ~』トークイベントに登壇した町山智浩

フォトギャラリー

『RAW~少女のめざめ~』失神者続出の真相は? 町山智浩氏が語る
『RAW~少女のめざめ~』失神者続出の真相は? 町山智浩氏が語る

※ 各画像をクリックすると拡大表示されます。

厳格なベジタリアンの獣医一家に育った16歳のジュスティーヌは、両親と姉も通った獣医学校に進学するが、同じ寮に暮らす上級生から“通過儀礼”として、生肉を食べることを強要されてしまう。この事件をきっかけに、肉食に目覚めた彼女の本性があらわになり、おぞましい事件が幕を開ける。

センセーショナルな描写が原因で、トロント映画祭では失神者が続出したといういわくつきの本作。町山氏もトロントでの上映に立ち会ったといい「僕が観た回ではなかったが、ホラー好きが集まる深夜の上映で、確かに失神した人や、途中で退席した人がたくさんいたようだ」と報告。「具体的に凄惨なシーンがあるわけではないが、(想像で)失神してしまう人はいる」と分析していた。

また、「監督の両親も医者で、実際の家族関係が映画に反映されている」と語り、「特にお姉さんとの関係性が色濃く、愛する人のためなら自分を犠牲にしてもいいという大きな愛がテーマになっている。食肉は性愛のメタファー。結果的にホラー映画になっただけで、描いているのは少女の成長であり、最後には感動が待っている」と評した。もし本作を気に入れば、「大島渚監督の『愛のコリーダ』を見るといい」と勧めていた。

取材・文・撮影:内田 涼

http://cinema.pia.co.jp/news/171363/73735/