『外内タイムス』

※不定期発行

ルールズ・オブ・アトラクション

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ルールズ・オブ・アトラクション : 作品情報 - 映画.com

ルールズ・オブ・アトラクション インタビュー: ロジャー・エイバリー監督インタビュー - 映画.com

2002 アメリカ 108分 The Rules of Attraction ロジャー・エイバリー監督脚本 ブレット・イーストン・エリス原作小説

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何年も前に観た印象が強く、また観たくなりアマゾンで買ってみた。

人の気持ちのすれ違いや理解のし難さなどが凝った映像で描かれる。明るくさわやかなキャンパスライフとはかけ離れた酒池肉林がリアルであるらしい(特典映像で出演者の多くがそう語る)。マリファナ、酒、SEXなどが学校の寮(?)などで展開される。

黒人、東洋人は出ない。セレブなやつらの話だったと気づいて、急にどうでもよくなってきた。

原作も買ったが未読(文庫で解説を町山氏が書いてる)。

 

町山氏がWOWOW映画塾の「桐島」の解説でこの映画に少しふれている。

映画評論家の町山さんの『桐島、部活やめるってよ』の解説が素晴らしかったので、全文書き起こしてみた。 - NAVER まとめ

ルールズ・オブアトラクション

というのはブレット・イーストン・エリスっていう作家が書いた小説なんですけども、それはアート系のカレッジに通う学生たちの誰が好きとか、あの人がほんとは好きとかいう気持ちを、それぞれの視点から1人称で心を描いてるんですよ。

例えばAという子がいて、Bっていう子を好きだ好きだと思っていると、Bっていう子はぜんぜん違うCっていう子が好きでAの気持ちに気づいてないと、ところがCって子はぜんぜん違うDって子が好きでっていう風に、それぞれすれ違っていく、

全く咬み合わない感じで、思っていることも、あの人はこういうことを思っているんだ、こうなことを言ったけどもたぶんこんな気持ちなんだろうっていう風に勝手に推測すると、それがどんどん外れていくという、すごく皮肉な、悲しい、人間っていうのは分かり合えないんだ、勝手に勘違いしてるんだ、本当の気持ちなんて誰もわからないんだっていうことをかなり残酷に描いている小説が、ルールズオブアトラクションという小説です。これは文庫版が今でてるんですけども、僕が解説を書いていますから、ぜひ読んでみてください。すごく面白い小説です。

これは映画になったんですけども、映画版の方は原作の半分ぐらいしか映画にしていないんですけども、そちらの方もですねそれぞれの登場人物の視点で描いて、ひとつの出来事がひとつあると、もう一人の考え方、もう一人のキャラクターから同じ事件を描き直すとかですねそういうことをやっているのがルールズオブアトラクションという小説と映画です。

映画の方もなかなかすごい撮影技法を使っていますので、要するに複数のカメラで同じシーンを撮ったりするんで、とても複雑なんです。そちらの方もぜひご覧になっていただきたいんですが、それがもともとの小説「桐島、部活やめるってよ」なんですね。